社史を制作するメリットは?たくさんの人に読まれる社史の作り方

社史を制作するメリットは?たくさんの人に読まれる社史の作り方

「社史」と言えば、その企業のこれまでの歴史や重要な出来事などを確認できる企業の歴史書と言ったイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。社史=歴史書、というイメージも決して間違いではないですが、最近の社史は単なる企業の歴史を物語る書籍としてだけでなく、社員教育やPR活動の一環として用いられています。
そこで今回は、社史を制作するメリットや読まれる社史の作り方について紹介します。
 

なぜ社史が必要?社史制作をするメリットについて

「社史」は、企業が自社の歴史についてまとめたものを指し、10周年などの節目のときに制作されます。現在に至るまで数え切れないほどの企業が大きな節目に合わせて社史を自主発行してきましたが、今と昔では社史の傾向が大きく変わりつつあります。以下では、なぜ今、社史が必要とされているのかを、社史制作を行うメリットをもとに見ていきます。
 
メリット①社員のモチベーション向上につながる!
日本の社史は、社員の中から社史編纂担当を決めて制作を行います。社史を制作すると、これまでの会社の歴史を振り返り、今後の方針を見直すきっかにもなります。また、過去の成功例や失敗例を参考に次のプロジェクトにつながる良いアイデアが見つかりやすくなります。
また、社史編纂に欠かせない資料集めでは、多くの社員に対してアンケートを実施するなど社員参加型の社史づくりを行うのも一つの方法です。社史編纂の担当者だけでなく、社員全員が参加することで社史づくりへの関心を高めることができるほか、「社員のモチベーション向上」にもつながります。
 
メリット②社員とのズレをなくし理解を深められる!
会社が大きくなると同時に社員数も増えていきますが、そこで注意したいのが経営者と社員の間で起こりやすい認識のズレという問題です。企業としての方針や経営者の考えが社員の認識と合っていなければ、お互いに違和感や意識のズレが生じてしまいます。そこで必要とされるのが、「社史」です。
例えば、入社前の新入社員に対しては、会社の理念を社史に掲載することで新人研修の場面で活用することができます。社史を制作することで、経営陣の考えを社員に共有することができるほか、自分が企業の一員であることの責任を社員が改めて自覚するためにも有効です。
 
メリット③組織としての理解と一体感を高める!
社員はもちろん、家族や地域、さらには取引先による協同がなければ企業を成り立たせることはできません。そこで、これまでの関係者の心を一つに、そして「組織としての理解と一体感を深める」ためにも、企業の思いをまとめた社史のご活用をおすすめします。企業に関連している人々を含めるとその組織はとても巨大になりますが、日頃の感謝の気持ちや、企業としての思いを周囲に表現するものとして社史は非常に有効です。
 
メリット④対外に商品やサービスのPRができる!
社史制作のメリットは、企業内に限られたことだけではありません。最近の社史は“読まれる”ことを目的に作られたものが多くなっていますが、これは情報開示の開示が当たり前になった現代ならではの傾向とも言えます。かつては企業内にて保存のために社史が用いられていましたが、今ではいつどこからでも社史が閲覧できるように電子媒体やWEB媒体を用いた社史も増えています。このように、世界中どこからでも社史を閲覧できるようになったことで、商品やサービスを外部の方にも積極的に「PRできる」ようになりました。

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